こんにちは、2児のワーママPadosoliです。
もうすぐ確定申告の時期ですね。
確定申告って何やら難しそう、、、。どのぐらいお金がかえって来るのか分からない、、、。やる気が起きない、、、。
そんな方も多いはずです。しかし、出産後のワーママは、確定申告をすると数万円~10万円単位でお金が返ってくる可能性が高いです。しかも、作る書類はパソコンやエクセルが使える方ならそんなに難しくありません!
そもそも確定申告とは?
1月1日~12月31日までの所得に対する税金を計算し、税務署に申告することを確定申告といいます。確定申告をすることで、税金が戻ってきたり、支払う税金が少なくなる場合があります。
出産前後では、妻のほうが産休育休を取得し、夫のほうが給与収入が高くなるケースが多いので、その場合、夫名義で確定申告します。
確定申告できる時期は、毎年2~3月の決まった時期になります。
毎年若干前後するのですが、バレンタインデーからホワイトデーの間と覚えておくと分かりやすいです!
ただし、サラリーマンは会社で年末調整をしていることがほとんどで確定申告は義務ではない場合が多いです。その場合は、5年間さかのぼって還付申告をすることも可能です。
出産の次の年に確定申告しなかった方もはお金が返ってくるチャンスがあるんです!
出産後に確定申告をするとなぜ沢山お金が返ってくるの?
出産後に確定申告し、お金が返ってくるのは以下2つのケースです。
医療費控除
1/1~12/31までの1年間にかかった医療費が10万円以上で受けられる控除です。
「(1年間の医療費(保険金・給付金は除く※)ー 10万円 × 税率(5~45%)」
のお金が返ってきます。
1年間の医療費は、家計が同じであれば、夫が確定申告する場合でも、妻や子供の分の医療費も合わせて計算することが出来ます。
妊婦検診や出産の費用についても対象になるんです♪
※42万円の出産育児一時金や保険金、検診の助成金は除いた金額になります。
配偶者控除
配偶者控除というと、妻が専業主婦の家庭しか受けられないイメージですが、たとえワーママだったとしても、育休を取得し、1年間の給与所得が103万円以下だった場合、申告することで適用できるんです。※育児休業給付金は給与所得には当たりません※
1/1~12/31までの妻の所得が103万円以下の場合、
「夫の年収に応じて決まった金額(13~38万円)× 税率(5~45%)」
が返ってきます。
ただし、夫の年収が1,000万円以上だと、配偶者控除は受けられないのです、、、。
本当に年収1,000万円前後の給与所得者って損ですよね、、、。
夫の課税所得金額(控除などを引いた額) | 税率 |
195万円以下 | 5% |
195万円超え〜330万円以下 | 10% |
330万円超え〜695万円以下 | 20% |
695万円超え〜900万円以下 | 23% |
900万円超え〜1800万円以下 | 33% |
1800万円超え〜4000万円以下 | 40% |
4000万円超え〜 | 45% |
しかも、今回記載しているのは、所得税の払いすぎた分が返ってくるための確定申告ですが、確定申告をすると、その情報が国から自治体に連携され、翌年の住民税も安くなるんです!
ではこれから医療費控除と配偶者控除について詳しくみていきたいと思います。
医療費控除
その年の1月1日から12月31日までに家族に対して支払った医療費が10万円を超えた場合が対象になります。妊娠出産をした年は、妊婦検診や出産費用で楽々10万円超えるお宅も多いと思います。
医療費控除の対象となるもの、ならないものはこのような感じです。
ドラックストアで買った薬なども対象になります♪レシート捨てないようにしたいですね!
医療費控除の対象となるもの
- ドラッグストアや薬局などで買った医薬品購入費
- 検診や検査費用(妊婦検診、産後1か月検診も対象)
- 病院の治療費
- 通院費(公共交通機関の交通費)
- 分娩費・入院費
- 入院中に病院が用意した食事代
医療費控除の対象とならないもの
- 健康診断・予防接種の費用
- 里帰り出産のための交通費
- 自家用車で通院した際のガソリン代、駐車場料金
- 入院のために買ったパジャマや洗面用品など
- 自己都合の差額ベッド代
医療費控除の対象となるかグレーゾーンなもの
- 産後の骨盤矯正
→柔道整復師などの国家資格を持っている人に治療目的でやってもらった場合は
対象になるそうです。
私は、過去それを確認し、産後の骨盤矯正についても医療費控除に含めて申請し、
受理されました。
ただ、扱いについては、所轄の税務署に確認することが一番だと思います。
医療費の集計方法
確定申告のホームページから、専用のエクセルシート「医療費集計フォーム」をダウンロードすることが出来ます↓
見てわかる通り結構簡単なんです。おこづかい帳感覚ですね♪
(唯一分かりづらいI列の「左のうち、補填される金額」については一時金や助成金、保険金などを入れる項目です)
領収書やレシートは、申告時に添付しなくてもいいですが、税務調査がある場合に備えて必ず5年間家で取っておく必要があります。一般的なサラリーマン家庭では税務調査が来ることはまずないと思いますが、、、。
配偶者控除
配偶者控除はこのように夫の年収によって控除を受けられる金額が変わってきます。
夫の合計所得金額 | 返ってくる金額 |
900万円以下 | 38万円 × 課税所得に応じた税率 |
900万円超950万円以下 | 26万円 × 課税所得に応じた税率 |
950万円超1,000万円以下 | 13万円 × 課税所得に応じた税率 |
年間の103万円以上になってしまった場合でも、133万円未満の場合であれば、控除額は低くなってしまいますが、配偶者特別控除を受けることも可能です。
確定申告のやり方
e-taxを使って書類の作成から提出まですべてオンラインで完結することも可能ですが、マイナンバーカードを保持していても、ICカードリーダやiphoneなどマイナンバーカードの読み取りが出来るスマートフォンが必要になります。
上記が揃っていない場合は、パソコンで資料作成後、プリントアウトして、郵送もしくは直接税務署に持っていくのがいいと思います。
また、必ず所轄の税務署に申告する必要があります。
所轄の税務署は、国税庁のHPで調べることができますので、必ず確認してから申告を。
書類の提出方法
- 所轄の税務署に直接書類を持っていく
- 所轄の税務署に郵便で送付
- e-taxを使いパソコンやスマートフォンでで申請 ※
※「マイナンバーカード方式」と「ID・パスワード方式」の2つの方法
書類の入手方法
- 国税庁のホームページでダウンロード
- 税務署に取りに行く
- 郵送での送付を依頼
まとめ
いかがでしたか?意外と返ってくる金額が多いと思われる方も多いと思います。
お金が返ってくるだけでなく、納税金額ごとに保育園の入園可否や保育料を決めている自治体も多いので、認可保育園に入りやすくなったり、保育料が安くなったりというメリットもありますよ!
1回やってしまえば意外と簡単です。5年間は還付申告できるからいいや!と後回しにせず、出産を機に確定申告デビューしましょう♪
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