こんにちは、2児の元ワーママ現駐在妻のPadosoliです。
今回は渡米前にやったお金回りの手続き、日本で保持していた証券口座について触れていきたいと思います。
とにかく自分の仕事、英語力、子供の学校問題、資産運用計画・・・などなど考慮すべきこと山のごとし!どういう観点で考え、どんな準備をしたか、複数回にわたって綴ろうと思います。
ママになっても働くことが普通になった今、我が家と同じことがこれからどんどん増えていくだろうなと思ったので、これから書く私の心の葛藤の記録が誰かの参考になりますように♡
海外赴任する場合日本の証券口座は持っておけない?!
海外勤務等の理由により一時的に海外で暮らす(住民票を抜く)場合、証券口座はどうなるのか?
インターネットで調べてみると、我が家が利用しているSBI証券や楽天証券ではそのまま保持することは出来るものの、積立の継続も含めた新規買付はNG。
ただし詳細はカスタマーセンターに問い合わせてね!ということが書かれていました。
そうかー買付はできないけれど持っている分には問題ないのね!それであれば少し預金比率を下げてでも2年分どーんと一括で積み立てするかなーと思ってギリギリまで
証券会社のカスタマーセンターへの問い合わせをしていなかったのですが・・・(夫に至ってはすでに出国済み・・・)。
SBI証券、楽天証券双方に問い合わせてみることに。
〇SBI証券の場合 -問い合わせ結果-
アメリカへ出国する場合、
・ホームページ記載のとおり資産の保持・口座の継続は可能。
・取引は新規買付は不可、売買のみ可能。
・NISA口座、特定口座は継続不可のため一般口座へ自動的に移管。
・日本に戻ってくる際に一般口座から特定口座へ戻すことは不可。
・アメリカへ引っ越し後、日本のSBI証券へアメリカで居住していることが分かる証明書のコピーおよび申請書類の送付が必要。
とのことでした。
想定内の回答でしたが、出国後にアメリカに居住していることが分かる証明書を出すのが面倒くさい・・・。
〇SBI証券の場合 -実際にやった手続き-
電話でいつ住民票を抜いて出国します、と話すとそのまま凍結手続きに入りました。
私は自分の退職金で凍結前に投資信託をスポット購入したかったので、一度電話で確認した時には凍結手続きは依頼せず、日本を離れる1週間前に電話で凍結手続きを開始しました。
その後、2~3営業日で必要書類が送られてきます。
ここで注意が必要なのが、代理人を立てる場合、その人の印鑑証明と実印の押印が必要だということ。しかも印鑑証明は6か月以内に発行したものが必要とのこと。
私は実家の父に印鑑証明をもらったのですが、実印を押印してもらうのを忘れてしまったので、今も申請書がアメリカの我が家にあります・・・。
ソーシャルセキュリティナンバーも作ったことだし、早く手続しなければ・・・。
父の押印を忘れてしまったので、必要事項を記載した書類一式を実家に送って、押印してもらったのち国内から送ってもらおうと思います。
SBI証券に確認したところ、特にいつまでに書類の提出が必要という期限はないようなので、最悪一時帰国の時でもありかな?と思っています。(コロナが収束していること、再度父に印鑑証明を取ってもらうことが前提になりますが)
あとは、NISAと特定口座は保持できないので、手続き完了後は一般口座に移行されていました!日本に帰国後、NISAに戻したい場合は一度売却後再度NISA口座で購入したり、ちゃんと確定申告などしなければなのが面倒です。
〇楽天証券の場合 -問い合わせ結果-
アメリカへ出国する場合、
・日本個別株以外の投資信託や米国株の保持はNG。
・日本個別株を保持していない場合、総合口座の解約も必要。
とのことでした。凍結は必要なものの口座は保持できると思っていたので、投資信託の売却が必要と言われてびっくり・・・。
まさに寝耳に水です!そこで、売却が必要となる理由と売却が必要となる理由としつこく(⁈)聞いてみました。
素人が解釈した内容なので違っているかもしれないのですが、まず売却が必要となる理由としては、「日本国外で金融商品取引業務を行う許可(免許)などを海外の監督官庁等から得ておらず、居住国の法令諸規則に則った対応を行うことが不可」とのこと。
なんでもアメリカではFATCA施行に伴う新QI(適格仲介人)制度というものがあり、日本に住んでいる人が日本の楽天証券を使ってアメリカの株を買ってたら問答無用で非課税もしくは軽減税率が適用されるよ!という便利な制度。
に組み入れ銘柄を変更できるからたとえ日本株のみの投資信託商品でも念のため売却してね!ということのようです。
売らないとどうなるのか?ということについては、「売ることが前提なので売らないとどうなるのかということはご案内できません。」というなんともとんちのような回答をいただきました(笑)
〇楽天証券の場合 -実際にやった手続き-
個人投資で額も少ないので売らなかったとしても確定申告もアメリカ側で資産があることをきちんと申告すれば(もしくは黙っていても)おそらく問題になることはないでしょうし、ばれたとしても追徴課税されるだけで大したダメージにはならないと思うのですが、面倒くさいことには巻き込まれたくないなということでおとなしく楽天証券の言うことを聞き、全額売却、口座も閉じることにしました。
もう夫は出国後だったのですが、全額売却と口座閉鎖は、オンラインと書類の押印のみでできたので、妻である私が日本ですべて完結しました。
使い勝手が良かった楽天証券で泣く泣く解約しましたが、最近楽天関連のポイント付与率改悪が続いているので、見直すいいタイミングだったかも?!とプラスに考えるようにします。
結論
結論から言うと、日本の住民票を抜いてアメリカへ出国する場合、証券口座は証券口座により異なるものの凍結もしくは売却が必要。
ただし1~2年程度であればそのままにしておいてもしらを切れそう、ただし日本、アメリカ双方の確定申告を乗り切る必要があるので自己責任で、というところかなと思います。
ただ最後言いたいこととしては、とにかく面倒くさい!!!海外に住むことが決まったら早めに日本の証券口座の整理を進めたほうがよさそうです。
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